熱田神宮の別宮・八剣宮へ!織田信長も参拝した神社を紹介
熱田神宮をゆるくご紹介する第2回。
今回はちょっと謎の多い別宮*1・八剣宮をお届けします。
前回の記事
立て札で八剣宮の文字を見た時「お、かっこいい名前」というのがファーストインプレッション。続いて「居酒屋みたいな名前だな」と罰当たりなことを一瞬思いましたが…思っただけなのでセーフにしていただけると幸いです😅
熱田神宮の南西に位置する八剣宮
南西とか言われても分かりにくいので、案内図がこちら。左上にあります。
祭神・本宮との比較
熱田神宮と同じ熱田大神をお祀りしています。
この熱田大神は草薙剣を神格化した神様で、もっと正確に言うと草薙剣が天照大御神の依り代になるから神様になった、って感じみたいですね。
ということで、熱田神宮内にある他の○○社って神社とは別格扱いで、社殿も本宮と同じ造りになっているそうです。
では、比べてみましょう。
大きさは本宮の方が圧倒的に大きいので、写真の角度が違っちゃってますが、確かに同じに見えますね。特に屋根の端っこからビョーンて伸びてる棒とか特徴的。
八剣宮の謎
ここまで同じで祀ってる神様も同じでって、素人目線からすると、じゃあ、どっちかだけで良くない?時間がない人が参拝するためのミニ本宮?と思ってしまうわけです。
どうして八剣宮が熱田神宮の中にあるのか、これには歴史の中に謎があるようです。
八剣宮は元々は八劍社って名前で、格式も本宮より低く、場所も現在とは違う場所にありました。
調べてみると、
①武家を中心に人気は本宮よりもあった
②昔々の熱田神宮の火災の時に草薙剣を守った
こうしたことがあって格式が高くなり、場所も熱田神宮の一角に移されたようです。
ようです、というのは、はっきりした文章で残されたものは少ないのです。
なので、上に書いたことも推測の域を出ないミステリアスな神社、それが八剣宮です。
ただ、このように深い歴史のある八剣宮ですから、本宮まで行く時間がない人が参拝するミニ本宮ではないですね。
熱田社よりも八劔社の方が人気があった理由があるはずで、そのあたりもよく分からない点のひとつだ
火災の際に八剣宮に納めて守護したと記している。いわば八剣宮は「草薙剱」の命の恩人なのである
社殿の全体はこちら
それでこちらが八剣宮社殿の全体写真です。
先ほど比較したように、本宮と同じ造りではあるけれど全体にコンパクトにまとまって見えます。
社務所で御朱印をいただけるということもあってでしょうか、割と参拝している人の姿がありました。
そうです。八剣宮でも御朱印をいただけます。
↓こちらが社務所になります。
ここでは2つの御朱印がいただけます。
八剣宮とすぐそばにある上知我麻神社の御朱印です。
ただこの時の僕は、時間がなかったので御朱印はいただかずに参拝だけで本宮へ向かってしまいました。
残念!
熱田神宮への参拝は時間に余裕を持って行った方がいいですね(自戒)
御朱印
というわけで、今回は御朱印なし!
また時間を作って行ってみたいと思います。
最後に
ちょっと駆け足で参拝してしまったのですけど、
後で調べてみてから、その歴史の深さ・成り立ちや武家の信仰を集めたことなど興味を惹かれるものがあります。
織田信長や徳川家康も参拝したという八剣宮、次回は時間に余裕を持って行ってみます。
↓ちなみに熱田神宮の正参道を行く 2018年9月8日訪問でも使ったこちらの画像。
場所は案内図に乗っていません。
もしかして興味を持つ人もいるかも、と思って、案内図に丸をつけてみました。
なぜ土偶が?という疑問については…、はっきりさせない方が面白いこともあるかな、と思って調べていません(笑)
では、お読みいただきありがとうございました!
*1:別宮(ベツグウ)というのは本宮と関わりが深くて格式の高い神様を祀っている神社です。