熱田神宮の正参道を行く 2018年9月8日訪問
お寺と言えば大須観音、神社と言えば熱田神宮。
名古屋近辺で聞けば、だいたいの人はそう答えるんじゃないでしょうか。
そんな熱田神宮へ何年ぶりかで行って来ました。
あの草薙剣が安置されているという熱田神宮へ!
まぁ、草薙剣*1が見られるわけではないですけどね…(笑)
東門からいざ本宮へ
例によって下調べとか全くなしでやってきたわけで、こちらの東門から参道へ。
なぜって駐車場が東門の方が広かったから、単純です。
広々とした参道はマイナスイオン満点で、振り返ってみると鳥居が輝いて見えていい感じでした。
この参道をズズーっと真っ直ぐ進むと、左手になにやらでっかい物体が…。
なるほど、日本三大燈籠の一つなのか…、そりゃでかいわけだなと妙に納得したり、日本人は「三大○○」が好きだなぁ、とか思いながら先へ進みます。
佐久間燈籠のすぐそばに案内図があったので、ここで道を確認してみることにしたわけですが
ふむふむ、右手に見えるのが第二鳥居で、あっちに第一鳥居で正門もあるの…だと?!
地図は見切れてますが、もっと右の方には第三鳥居の文字も…。
ここで僕、気づいちゃいました。
「ああ、なるほどね、南門から第一、第二と順番に鳥居をくぐるのが作法(?)として正しいんだよね、うん」
ちょっと損した気分になりました…。
別に東門からでも間違ってるわけではないでしょうけど、なんとなく性分的に
「知ってればそっちから行ったのに」
と思ってしまったわけで。
後で調べたところやはり、南門〜第一鳥居〜第二鳥居〜第三鳥居〜本宮、と参道を進むのが正参道ということでした。
下調べ大事!
やり直し!南門からいざいざ本宮へ
というわけで、南門へ向かって出直しです。
第一鳥居~第二鳥居の間にある祠
よし、ここからいざ本宮へ!
なのですが、上の地図にもありますように、ここから第二鳥居までにいくつか祠(ほこら)などがあります。
まずはその中からいくつかご紹介↓↓↓
南新宮社
今回、見た中でこの南新宮社だけが朱塗りでした。
朱色には魔除けだったり生命(血の色)を象徴しているとかの意味があるそうです。
こちらの立て札にも「疫病が流行した時に祀った」というようなことが書いてあるので、たぶんそういう神様なのかな。
楠御前社
すでにちらっと見えていますが、小さな鳥居がいっぱいある!ってことで近寄ってみると
どうやら、この小さな鳥居にお願い事を書いて納めるようです。
安産の神様だったようですから、そういったお願いにたくさんの人が来たのでしょうね。
清雪門
こちらは祠ではないのですが、こういった年月を経て自然に溶け込んだ様子の建造物は大好物なので一枚ぱしゃり。
第二鳥居を通過
第二鳥居をくぐると、すぐ左手のところに手水舎があったので身を清めます。
特別目を引くなにかがあったわけではないのですが、こちらの手水舎はとても清涼な感じがしました。
ふぅ、さっぱり!とすっかり清らかになった気分。
さて行きますか、と目をやると、ちょっと先にどーんとそびえたつご神木が!
大楠
立て札によると、このご神木は弘法大師が植えたという話もあるとか。
神社で僧侶の名前とはちょっと意外な気もしましたが、神社とお寺が同じ敷地にあることも珍しくない日本、そんなこともあるかと思い直して先へ進みます。
第三鳥居、そして本宮へ
ようやく第三鳥居です。
実際は、あちこちうろちょろしていたので、けっこう時間がかかっています。
この時すでに16時過ぎ。
ここまで来て御朱印なしとかありえん!と、とりあえず御朱印をいただきに並びます。
(熱田神宮では御神印と呼ぶようです)
無事に御朱印をいただくことができました。
こちらでは御朱印の値段は決まっていなくて、志納という形になっています。
時折、小雨が降る天気でしたが、せっかくなので本宮前の境内を散策しました。
本宮の正面を巫女さん達が歩いています。
どうやら結婚式があったようで、式終わりの片づけをしているっぽかったです。
こういうのを見ると、神社には神職の姿がしっくりくるな、と思いますね。
さすがの熱田神宮、拝殿もすごく立派です。
いつも思うのですが、こういった拝殿より奥の方…本殿などを写真に撮るのは気が引けます。そんなに信心深い人間ではないのですけど、DNAレベルでおいそれと触れてはいけない気になってしまうのでしょうか。
最後に
僕自身、身近にある神社なのであえて行く必要もないかな、と思っていたのですが、行けばやはり立派な神社です。
天気が悪い日にも関わらず参拝者も大勢いましたし、観光客と思しき外国人の姿も目立ちました。(お伊勢さんついでかな?とちょっと思ったりもしましたが…)
公共交通機関からのアクセスも良いので、ちょっとした散歩感覚で行ってみるのも良い場所だと思います。
あ、それから正式な参拝をしたい場合は南門から入りましょう、これ大切。
*1:一般公開されていませんし、そもそも実存するかも議論があるらしいです